キングダム考察|羌瘣(きょうかい)は実在した武将!史実では蚩尤ではない!
最強と呼ばれた暗殺者の一族である蚩尤(しゆう)という存在の羌瘣。
史実でも武将として実在している人物となります。
但し、史実ではこの時代の武将で男である事がほぼ確定的に分かっている所です。
蚩尤という伝えもなく名前は一致すれど基本的にはキングダムオリジナルのキャラと考えてもいいでしょう。
羌瘣は武将として実在した
羌瘣は史実でも武将として実在しています。
羌瘣は紀元前229年(始皇18年)に楊端和と王翦と共に趙を攻めた立役者として史実に名を残しています。
ちなみに紀元前229年というのは鄴攻めから7年です。
まず紀元前229年に趙を進行し、翌年の紀元前228年に王翦と共に幽繆王を捕えて趙滅亡となりました。
幽繆王というのは悼襄王の後に王位についた危ない王です。
史実においても幽繆王は趙を滅亡に向かわせた愚王と言われるのですが、実は李牧を将軍として使い始めたのは彼だったりします。
郭開の謀略にはまって右往左往してしまう王ですが、史実における幽繆王はキングダムで見る程にひどすぎる人物ではなかったであろうと言えそうです。
話を戻して、羌瘣は趙を滅亡させ、そのまま燕を攻めるべく中山に留まった記録があります。
ただ羌瘣将軍に関しては多くの記録が残っておらず、キングダムの主人公である李信将軍と同じく色々な設定が可能な人物であると言えます。
少なくとも紀元前229年の趙の最終攻略戦の段階では将軍職を得ている事実はそのまま継承させるのではと思います。
史実の羌瘣は蚩尤ではない
キングダムの世界では、暗殺者一族である蚩尤の末裔という設定です。
こちらも史実に則ればそんな記載はありません。
そもそも蚩尤というのが暗殺の一族であるのかという話にもなります。
蚩尤とは
蚩尤とは中国神話に登場する神の名前となります。
怪物に近い様相をしている伝えがありますが「史記」や「封禅書」においては兵主神という戦の神だと言われています。
戦争で優れた能力を示す武器を用いたのが蚩尤であるとも伝わっています。
羌瘣=蚩尤の設定はどこから来たのか
羌瘣が蚩尤として設定された理由は羌瘣の性である「羌」の漢字にあります。
『路史』によると蚩尤の姓は「姜」との記述があり、『後漢書』西羌伝では「羌の源流は三苗、姜氏の別種」とも言われています。
つまり羌瘣という名字は蚩尤の姓である姜の派生形ということにもなるのです。
キングダム作者である原先生は、この繋がりを生かし羌瘣=蚩尤の一族という設定を作成したものと推察されます。
術を使う他と違うキャラ
蚩尤という特殊な部族であり、本来の人間社会では見られない様な術も使用します。
巫舞に代表する神おとしも一つの術と言えるでしょう。
巫舞は沈む深さによって力の解放度合いが違ってきます。
簡単に言えば深ければ深いほど強くなるという事です。
象姉が編み出した魄領よりも深く沈む巫舞によって見事に仇である幽連を殺す事に成功しました。
他にも羌瘣は死んだはずの信を生き返らせる為に「呼び戻しの術」を使用しています。
実際に信を生き返らせる事に成功しましたが、その影響で他の術についても弱まっていると象姉に伝えられました。
やっぱりあんたの寿命が縮んでしまった!
この禁術を使った代償としては仕方のないことよ。
むしろ間にとどまっていた仲間のおかげでたまたま戻れる幸運に感謝をしなさい。
それと命の火が弱くなるからもう二度とこの禁術は使えません。
他の術も使えないか弱くなったかもしれない。
-象姉-
(キングダム58話)
この引き戻しの術以降は羌瘣の特殊な術の利用も無くなっていく可能性があります。
将軍にはいつなるのか
羌瘣がいつ将軍になるのか。
信は鄴攻めの後に将軍になる事が出来ました。
羌瘣も鄴攻めから7年後には将軍として活躍する事になっています。
魏との同盟が成立し、桓騎将軍が史実で攻める事になっている平陽と武城、そして扈輒を討つ事になる武遂での戦に参戦するのでしょう。
史実にはありませんが、信もまた桓騎将軍の元でこの戦に参戦する可能性が高いと言えます。
そしてこの戦を経て羌瘣は将軍に任命されるものと感じます。
信との間に子供を産む
非常に高い可能性として信との間に子供を産む可能性でしょう。
実際に李信(信のこと)は子孫に李広(りこう)という強力な武将がいます。
彼は「飛将軍」と呼ばれ、後の世でもこの強い武将から生まれた飛将軍という言葉だけが引き継がれる場面もあるほどです。
ちなみにこの飛将軍から飛信隊という名前の設定が成されたものと思われます。
飛将軍を引き継いだ最も有名な武将に三国志でも有名な「呂布」がいます。
当時中華最強と呼ばれた武将です。
これほどの実力者を血筋として生み出した李信の嫁ですから、生半可な人物では無いと言えます。
また今後、嫁云々という話になった時に羌瘣以外に相手がいません。
河了貂は妹の様な存在で恐らくは蒙毅と一緒になるのではないかと推察出来ます。
幽連という象姉の仇を討ち、飛信隊に戻ったときに語った目標でもあります。
史実において趙の攻略以降で羌瘣将軍の名前は出てきません。
この時点を最後として羌瘣は信の嫁として戦場に出ていかずに武将としての仕事は終了するのではないかと感じます。
王騎将軍と摎(きょう)将軍が叶えられなかったものを信と羌瘣が叶えるのではないでしょうか。
それを成し遂げる一つの華として存在しているのが羌瘣であると言えそうです。
以上が羌瘣の実在とキングダムにおける展開の考察になります。
また新たな事実が分かり次第更新を行っていきます。
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