ワンピース考察|動物系(ゾオン)覚醒はルッチだけか。月を襲う豹の神話
エッグヘッド編にてゾオン系の覚醒という新しい姿を見せたロブ・ルッチ。
ルッチはネコネコの実モデルレオパルド(豹)の能力者です。
ウォーターセブンで登場した時は当然ながら悪魔の実の覚醒などもなく通常のゾオン系の変身形態しか持っていませんでした。
ゾオン系は基本の三種類(獣型、人型、人獣型)が存在しています。
しかしエッグヘッドにて見せた姿は黒いの炎の羽衣を纏った姿の覚醒フォルムが追加されることになりました。
これはカイドウにもなかった姿で「ゾオン系の覚醒フォルムと明記された初登場」ということになります。
このゾオン系の覚醒がロブ・ルッチだからこそのものなのか、それともレオパルドだからなのかを考えていきます。
そもそもレオパルドではなくゴエティアというグリモワール(魔術書)の中に出てくる72人の悪魔の一人であるフラウロスという予想もあります。
※追記※
ワンピース1072話にてカクもゾオン系の覚醒が可能であることが判明しました。
カクの悪魔の実はウシウシの実モデル麒麟(ジラフ)で要するにキリンだったので、特殊説は崩壊となるか。
※但しカクの血筋、または麒麟が中国神話の麒麟から来ている可能性もあります。
ロブ・ルッチしか覚醒できない(カクも出来る)
エッグヘッド島で見せたロブ・ルッチのゾオン系覚醒の姿。
ナレーションで「覚醒フォルム」と表記されていて、過去になかったものであるのは明白。
四皇であるカイドウも覚醒フォルムは見せておらずゾオン系の覚醒は出来ていなかったことが分かっています。
なぜロブ・ルッチだけがゾオン系の覚醒を可能にしたのか。
- ロブ・ルッチの才能に由来している
- ネコネコの実モデルレオパルドが理由
確かにロブ・ルッチは若き天才であり、ウォーターセブンでの戦いではルフィの体術を凌ぐほどの実力を示していました。
この時はルフィよりも体術で勝る敵は存在しておらず、純粋な肉体の戦いでルフィが初めて敵わなかった相手でもあります。
殺戮兵器の異名から見ても特異な戦闘の才能を持っていたのは間違いありません。
実際にニカ化したルフィの一撃に対しても何とか耐え抜いていて、その後では無傷のような振る舞いまでしています。
ロブ・ルッチという圧倒的な才能とネコネコの実モデルレオパルドがマッチしたことでの覚醒という可能性も十分にあるでしょう。
※カクが覚醒したことで「誰でも覚醒可能」である可能性は高まっています。
ネコネコの実モデルレオパルドが特殊
ロブ・ルッチが特別でなかったとすれば悪魔の実の方に理由があるのかもしれません。
ただ悪魔の実の種類としては特別感もなく、またゴムゴムの実のように「他の名前がある」とも考えにくいものです。
「そもそも他のネコネコの実ってあったけ?」という言葉も出てきそうですが、一応表記として確定しているのはフーズ・フーとなります。
ジンベエに対して「太陽の神ニカ」という存在を初めて言及した人物でもありました。
フーズ・フーはネコネコの実の古代種である「サーベルタイガー」を能力に持っていました。
よって「ネコネコの実」が特殊な実であるということはありません。
他にもフォクシー海賊団の中に「チーター」がいましたが、これについては「ミンク族の可能性もある」ということで確実にネコネコの実の能力者とは言えません。
月食はヒョウが食ったものだった
ただ気になる点は一つあるとすれば、古代インカ帝国での神話というか言い伝えのようなもの。
そこでは「月食はヒョウが月を襲うから」と信じられていました。
古代インカでは月食は非常に不吉なことだったとされています。
その神話では月をヒョウが襲い、そのヒョウが月を襲ったあとで地上にやってくると言われていました。
ワンピースの世界で「月」というのは一つの鍵になる重要な存在。
月を食べるとされた神話がある古代インカという世界観がネコネコの実モデルレオパルドの特殊性に繋がるのかもしれません。
確かにそう考えると羽衣伝説ではないですが、覚醒フォルムで纏った黒い炎については空を飛べるようなイメージにも繋がりそうな部分があるでしょう。
ちなみに過去に羽衣のようなものを付けたキャラは「ニカ化ルフィ・エネル・ヤマト・ルッチ」の四人だけとなっています。
なんとなく神様という印象が強く出てしまうのはミスリードなのでしょうか。
もしかしたらレオパルドも神や悪魔という雲上の存在であり、だからこそ覚醒が可能という考えもゼロではないでしょう。
通常のゾオン系のみ覚醒可能
カイドウが覚醒フォルムを見せていないことが問題になっていますが、これは「特殊なゾオン系だったから」とも解釈できます。
やはり幻獣種は古代種というものについては「容易に覚醒できるものではない」と考えて良さそうです。
これは同じく幻獣種でゾオン系にも位置するヒトヒトの実幻獣種モデルニカで考えれば分かります。
何百年も覚醒は確認されていないというものであり、それほど覚醒のハードルが高いものと考えていいでしょう。
要するにロブ・ルッチクラスであれば「通常のゾオン系は覚醒させられる」ということになります。
おそらくカイドウも同じようにネコネコの実などであれば覚醒させられたのではないかという考え方です。
ロギア系の覚醒などと同じで特殊なゾオン系は覚醒が困難。
通常のものであれば強者は覚醒可能だった。
しかし今までロブ・ルッチクラスの強者が普通のゾオン系で登場したことがなかったというのが理由かもしれません。
レオパルドではなくフラウロス
そもそもルッチのネコネコの実モデルネオパルドが間違いという説もあります。
ネコネコの実はナレーションでも語られていたので、誤りという可能性は低いかもしれません。
ただ豹を象った魔神であるフラウロス(別名ハラウス、ハウレス)というものもいるので「実は幻獣種」パターンもゼロではありません。
フラウロスはゴエティアというグリモワール(魔術書)に描かれている72人の魔神の1人となります。
驚異的な力を持つ豹の姿をしています。
また過去から未来における質問に正確に答える能力を持っていますが、三角形の魔法陣の中でしか正直に話しません。
ちなみに召喚者の敵を焼き尽くすような力も持っている存在であり、味方につける「相当強い」と言える存在でもあります。
過去のゾオン系覚醒が神を意味する存在であることを加味するとありえるかもしれません。
ルフィとヤマトとルッチがゾオン系の覚醒
もう一つが先述しましたが羽衣のようなものを纏ったゾオン系の三人が覚醒させていたというものです。
エネルはロギア系であり、羽衣のようなものではなく羽衣そのものを纏っていたので例外とします。
(但しエネルはロギア系の覚醒状態にあった可能性は十分あります)
これも有力なものでしょう。
ルッチやルフィだけではなく、ヤマトも覚醒させていたというものです。
となるとヤマトの大口真神という神話に登場する神をベースに作られた幻獣種。
そして太陽の神として解放の戦士の願いを込められた太陽の神ニカ。
そうなるとルッチも先述した通り、月を食う(Dを食うという言い方も出来るかもしれない)者として誕生したレオパルドという構図になるのでしょうか。
もしくは別種の幻獣種であるフラウロスのような魔神がベースだからなのか。
ロブ・ルッチだけしかゾオン系を覚醒フォルムと表記させられていない事実。
最終章で今後もゾオン系の覚醒フォルムが確認できるのかどうかで分かることも増えてきそうです。
新たな情報が入り次第、記事を更新していきます。
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