ワンピース考察|イムの『虚無の盾』とは?ドーン・トール・バレットが突破できた理由と弱点を徹底考察

ワンピース1192話で、ついにルフィたちとイムの直接対決が描かれることになりました。

その戦いの中でも、特に気になるのがイムの使用した「虚無の盾」です。

ルフィの攻撃を防いだだけなら、「イムには強力な防御能力がある」で終わる話でしょう。

ところが、どうもそう単純ではありません。

ルフィの攻撃は虚無の盾に阻まれ、それどころか攻撃したルフィ自身の拳が傷ついてしまいました。

そしてさらに重要なのが、その後です。

通常の攻撃では突破できなかった虚無の盾を、ロキとルフィの連携によって放たれた「ドーン・トール・バレット」は突破しています。

つまりワンピース1192話によって、

「虚無の盾は強力だが、絶対に破れないものではない」

ことが示されたわけです。

では、虚無の盾とはいったい何なのか。

なぜルフィの拳は傷ついたのか。

そしてなぜ、ドーン・トール・バレットだけは突破できたのでしょうか。

今回は1192話で描かれた戦闘から、イムの「虚無」という能力の正体と、その弱点について考察していきます。

イムの「虚無の盾」とは?1192話で判明した異常な防御能力

まず1192話で描かれた「虚無の盾」の特徴を整理しておきましょう。

イムへ攻撃を仕掛けたルフィ。

ところが、その攻撃はイムが展開した黒い円形の「虚無の盾」によって阻まれてしまいます。

ここだけを見ると、いわゆるバリア系の能力にも見えます。

しかし奇妙なのはその直後。

攻撃を仕掛けたルフィの拳が傷ついているのです。

普通の盾であれば、

攻撃する

盾にぶつかる

攻撃を防がれる

で終わるはずです。

ところが虚無の盾の場合、

ルフィが攻撃する

虚無の盾が防ぐ

攻撃が通らない

なぜかルフィの拳まで傷つく

という現象が起きています。

ここが非常に重要です。

単純に「ものすごく硬い盾」というだけでは説明しきれない性質を持っている可能性があります。

では、「虚無」という名称そのものに能力のヒントが隠されているのではないでしょうか。

「虚無」という名前そのものが最大のヒント?

そもそも、なぜこの防御能力には「虚無」という言葉が使われているのでしょうか。

虚無とは、簡単に言えば「何も存在しないこと」を意味します。

ここから連想できるのは、

存在しない

消失

無効化

存在そのものを否定する

という性質です。

だとすると、「虚無の盾」は攻撃を物理的に受け止める盾ではないのかもしれません。

接触した攻撃やエネルギーそのものを「無」に近づけてしまう。

そんな能力だったとしたらどうでしょうか。

つまり、

「虚無の盾=ものすごく頑丈なバリア」

ではなく、

「虚無の盾=触れた力そのものを消失・無効化する特殊能力」

ということです。

そう考えると、ルフィの攻撃がまったく通らなかったことにも説明がつきます。

しかし、それでも一つ謎が残ります。

なぜ攻撃したルフィ自身が傷ついたのでしょうか。

なぜルフィの拳は傷ついたのか?4つの可能性を考察

虚無の盾を考えるうえで、個人的にかなり重要だと思っているのが「ルフィの拳が負傷した」という描写です。

考えられる可能性はいくつかあります。

まず一つ目は、単純に虚無の盾が異常なほど硬かったという可能性。

武装色の覇気をまとった攻撃であっても、あまりにも硬いものを殴れば攻撃した側がダメージを負うことはあり得ます。

ただ、「虚無」という特殊な名称まで付けられていることを考えると、これだけで終わるのかは疑問です。

二つ目は、攻撃を反射する能力。

ルフィが盾へ叩き込んだ力の一部が、そのままルフィへ返ってきたのだとすれば、拳の負傷にも説明がつきます。

三つ目は、触れたものを侵食する能力です。

虚無の盾に触れた瞬間、ルフィの拳そのものが何らかの影響を受けた。

攻撃を防御しているのではなく、「接触したものを破壊する」性質まで持っている可能性です。

そして四つ目。

これが一番面白い可能性です。

「虚無」がニカの力そのものを拒絶しているのではないでしょうか。

ニカが「自由」を象徴する存在だとすれば、イムの「虚無」はそれと正反対に位置する能力なのかもしれません。

この点については後ほど詳しく考えます。

それでもドーン・トール・バレットは「虚無の盾」を突破した

ここからがワンピース1192話最大のポイントです。

ルフィの通常攻撃では突破できなかった虚無の盾。

ところが、ロキとの連携によって放たれた新技「ドーン・トール・バレット」は、その虚無の盾を突破しています。

攻撃の流れを整理すると、

ロキ

ラグニルを振り抜く

雷の力をまとわせる

ルフィを弾丸のように射出

ドーン・トール・バレット

虚無の盾を突破

イム本体へ直撃

となります。

ここで重要なのは、

「ルフィ一人の攻撃では突破できなかった」

ということです。

ところが、

ロキの力

ラグニル



ニカ

が組み合わさった攻撃では突破できた。

では、この中の何が「虚無」を破る鍵だったのでしょうか。

可能性① ドーン・トール・バレットの威力が単純に上回った

まず考えられるのは、非常にシンプルな答えです。

ドーン・トール・バレットが単純に強すぎた。

つまり虚無の盾にも防御力の上限が存在し、その限界をドーン・トール・バレットが超えたという可能性です。

仮にこれが正解なら、イム攻略は比較的分かりやすくなります。

虚無の盾を上回るほど強力な攻撃を叩き込めばいい。

しかし、個人的にはこれだけでは少し引っかかります。

それなら、わざわざ「虚無」という特殊な名前を与える必要があるのでしょうか。

さらに、通常攻撃を防いだだけではなくルフィの拳まで傷つけた描写もあります。

単純な防御力以外の何かがあると考えた方が自然に思えます。

可能性② ラグニルにイムへ対抗できる特殊な力がある

次に考えたいのが「ラグニル」です。

なぜ今回、ロキとの連携攻撃によって虚無の盾を突破する必要があったのでしょうか。

単純にルフィの新技を描きたいだけなら、ルフィ単独の強力なパンチでも成立します。

しかし実際には、

ロキ

ラグニル



ルフィ

という複数の要素を組み合わせています。

だとすれば、ラグニルそのものに意味がある可能性があります。

エルバフに伝わる武器に、イムや世界政府へ対抗するための特殊な性質が備わっているのではないか。

特に今後、ラグニルの由来や歴史が明らかになった場合、この1192話の攻撃が大きな伏線として振り返られる可能性があります。

可能性③ 「雷」が虚無の弱点だった?

もう一つ無視できないのが雷です。

ドーン・トール・バレットは、単純にロキがルフィを飛ばしただけの攻撃ではありません。

そこには雷の力が加わっています。

つまり、

「虚無の盾を突破した攻撃には雷が含まれていた」

という事実は覚えておく必要があります。

もちろん現時点では、

「イムは雷に弱い」

と断定することはできません。

単純に攻撃を加速させるための演出だった可能性もあります。

ただし今後、イムが雷や特定のエネルギーを警戒するような描写が出てきた場合、1192話は重要な伏線になります。

可能性④ ニカとロキの力を合わせることに意味があった

個人的に最も注目したいのが、この可能性です。

ルフィだけでは虚無の盾を破れなかった。

ロキだけでもイムを倒せていない。

しかし、

「ニカとロキ」

二人の力が合わさった瞬間、虚無の盾を突破した。

これは本当に偶然なのでしょうか。

エルバフはニカとの関係が非常に深い土地です。

巨人族と太陽の神ニカ。

そこへ巨人族の王子であるロキが加わり、そのロキがニカとなったルフィを射出する。

構図として考えてみると非常に象徴的です。

「ニカを信仰してきた巨人族の力によって、ニカがイムの虚無を突破する」

という形になっているからです。

もしこれが意図された構図なら、イムを倒すために必要なのは「ニカ一人の力」ではないのかもしれません。

「虚無」と「ニカ」は正反対の能力なのではないか

ここで、もう少し大きな視点から考えてみます。

イムとニカは、そもそも物語上で正反対の存在として描かれているのではないでしょうか。

イムから連想されるものは、

虚無。

支配。

不自由。

固定。

それに対してニカから連想されるのは、

夜明け。

解放。

自由。

変化。

です。

非常にきれいな対比になります。

もし能力についても同じ構造になっているとしたらどうでしょうか。

イムの「虚無」が、

「存在や力を否定する能力」

だとします。

一方、ニカは、

「世界や物体を自由に変化させる能力」

を持っています。

つまり、

イム=存在を無へ近づける

ニカ=存在を自由に変化させる

という正反対の関係です。

だからこそ、ニカだけが最終的にイムの「虚無」へ対抗できる。

そんな構造になっている可能性があります。

800年前のジョイボーイも「虚無の盾」と戦った?

ここからはさらに踏み込んだ考察になります。

もしイムが800年前から現在まで存在しているのだとすれば、「虚無」の能力も当時から持っていた可能性があります。

そして800年前にはジョイボーイが存在していました。

だとすると、

ジョイボーイ
VS
イム

という戦いでも、今回と同じ「虚無」が使用された可能性があります。

しかし、800年前のジョイボーイ側は最終的に目的を達成できませんでした。

ここから一つ面白い仮説が生まれます。

800年前には「何かが足りなかった」のではないでしょうか。

ジョイボーイにはニカの力があった。

それでもイムを倒せなかった。

しかし現在のルフィには、

ニカの力

巨人族

ロキ

ラグニル

と、複数の要素が集まり始めています。

800年前には揃わなかったピースが、現在になって揃いつつある。

そう考えると、エルバフ編そのものの意味まで変わってきます。

単なる巨人族の島での冒険ではなく、

「800年前にジョイボーイが果たせなかったことを完成させるために必要な仲間と力を手に入れる場所」

なのかもしれません。

虚無の盾を破れたことは「イムは倒せる」という伏線か

そして1192話で最も重要なのは、結局ここではないでしょうか。

虚無の盾は破られました。

つまり、

「イムの防御は絶対ではない」

ことが判明したわけです。

しかもドーン・トール・バレットは盾を突破しただけではありません。

その先にいるイム本体へ攻撃を届かせています。

これは非常に大きい。

これまでイムには、

世界の頂点に君臨する圧倒的な権力。

異常な能力。

不死身を思わせる性質。

そして今回登場した虚無の盾。

と、あまりにも「倒し方が分からない」要素が揃っていました。

しかし1192話で初めて、その絶対的な防御に穴が開いた。

これは最終的なイム攻略方法を示す、最初のヒントなのではないでしょうか。

イムの弱点は「虚無」と正反対の力にある?

ここまでの考察をまとめると、「虚無の盾」は単なる高性能なバリアではない可能性があります。

接触した攻撃を無効化する。

力そのものを消失させる。

あるいは存在や能力そのものを拒絶する。

そんな「虚無」という名前にふさわしい能力なのかもしれません。

しかし、1192話ではその虚無が突破されました。

そして突破したのは、

ロキ

ラグニル



ニカ

によって完成したドーン・トール・バレットです。

ここから考えられるのは、

「虚無を上回るほど強く殴ればいい」

という単純な攻略方法ではなく、

「虚無では消すことのできない力が存在する」

という可能性です。

そして、その鍵となるのがニカなのではないでしょうか。

虚無に対する自由。

支配に対する解放。

固定に対する変化。

そしてイムに対するニカ。

もしこの対比が物語の根幹にあるのなら、1192話で描かれた「虚無の盾の突破」は、単なる新技のお披露目ではありません。

800年前から続いてきたイムとジョイボーイの戦いにおいて、ついに「イムを倒す方法」の一端が見え始めた瞬間だった可能性があります。

1193話以降、注目したいのはイムがドーン・トール・バレットを受けた後にどうなるのか。

そしてもう一つ。

イムが再び「虚無」を使用したとき、ルフィたちは同じ方法で突破できるのか。

そこで今回の突破が「単純な威力」によるものだったのか、それとも「ニカ・ロキ・ラグニル・雷」という組み合わせそのものに意味があったのかが見えてくるかもしれません。

「虚無の盾」の正体が明らかになるとき。

それは同時に、「イムを倒す条件」が明らかになるときなのかもしれません。

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