イムの正体は「悪魔」なのか?1191話の新形態から「アクマの実」と神仏の名前・契約・五老星との関係を徹底考察【ワンピース考察】

※この記事ではワンピース1191話までの内容、および1191話について現在判明している情報が正しいものとして考察しています。

ワンピース最終章最大の謎の一つである「イムの正体」。

これまでイムについては、

「800年前から生きている人間」

「オペオペの実によって不老になった人物」

「悪魔の実の能力者」

「海の悪魔そのもの」

など、さまざまな説が存在してきました。

しかしONE PIECE 1191話で明らかになった新形態を見ると、この問題はいよいよ無視できなくなってきます。

巨大化した身体。

4本の巨大な角。

黒く変化した腕。

尖った山羊ひげ。

胸元に移動した3つの角付き髑髏。

そして身体を取り囲む「目のついたリング」。

あまりにも「悪魔」を意識したデザインです。

しかも重要なのは外見だけではありません。

現在までに判明しているイムの能力を並べると、

・不死
・再生
・契約
・絶対服従
・他者への能力付与
・遠隔支配
・肉体の乗っ取り
・悪魔化
・黒い炎
・異空間を利用した移動

と、一般的な悪魔の実の能力として考えるには異様なほど多岐にわたっています。

ここから考えると、イムは単なる「強力な悪魔の実の能力者」ではないのではないでしょうか。

実際に能力が「アクマの実」とされていました。

つまりワンピースという作品における「悪魔」という概念そのものに、イムが関係している可能性があります。

Table of Contents

そもそもイムは800年前の「ネロナ・イム聖」本人なのか

まず整理しておきたいのがイムの年齢です。

イワンコフは、世界政府を作った「最初の20人」の中に「ネロナ家のイム聖」という人物が存在していたことに触れています。

そして同時にオペオペの実には、人を不老にする「不老手術」が存在することも語られています。

この二つが同じ流れで提示されている以上、

現在のイム=800年前のネロナ・イム聖

という可能性は極めて高いでしょう。

つまりイムは、

800年前の世界
ジョイボーイ
ネフェルタリ・D・リリィ
巨大な王国
最初の20人

そのすべてを直接知っている可能性があります。

イムがリリィについてまるで個人的な記憶を語るように話していたことも、この説なら自然です。

さらにワンピース1191話では、ゴッドバレー時代のギャバンまで認識していたことが示唆されています。

イムは歴史を「記録として知っている」のではない。

世界の歴史を実際に見続けてきた人物なのかもしれません。

北欧神話のニーズヘッグとラタトスクの物語は世界政府の崩壊を示唆

ただし「不老」と「イムの能力」は別問題かもしれない

ここで一つ分けて考えたいことがあります。

それは、

「なぜ800年間生きているのか」

と、

「なぜ悪魔のような力を使えるのか」

は別の問題ではないか、ということです。

イムがオペオペの実の不老手術を受けたとしても、それだけでは現在見せている能力を説明できません。

不老手術で説明できるのは基本的に「老いないこと」。

ところがイムは他者に力を与え、不死身にし、支配し、さらには悪魔のような存在へ変えてしまいます。

したがって、

不老=オペオペの実によるもの

戦闘能力・契約能力=イム自身が持つ別の力

と考える方が自然です。

ここはイム考察において非常に重要なポイントです。

1085話の時点ですでにイムは「悪魔」の姿を見せていた

実はエルバフ編で突然悪魔になったわけではありません。

かなり以前から伏線はあります。

ワンピース1085話

コブラ王とサボがイム、そして五老星と対峙した場面です。

ここでイムと五老星は巨大な異形のシルエットへ変化しました。

さらにコブラを攻撃したものは、

先端が矢印のようになった細長い何か。

西洋で描かれる典型的な「悪魔の尻尾」を連想させる形でした。

当時から、

「イムは悪魔そのものなのでは?」

という考察が出た理由です。

エルバフ編を経て、さらに新形態の4本角は、この説をさらに強くします。

1191話の新形態は「悪魔」を意図的に強調している

今回の新形態を細かく見ると興味深いことがあります。

まず4本の角。

そして尖った山羊ひげ。

さらに髑髏。

目。

黒い身体。

これらは偶然に集まったデザインなのでしょうか。

特に「山羊」は、西洋文化において悪魔を表現するとき頻繁に使われてきたモチーフです。

もちろん、

「山羊ひげがある=悪魔確定」

という話ではありません。

しかし尾田先生がイムをデザインする際に、読者へ「悪魔」を連想させる記号を意図的に重ねている可能性は高いでしょう。

問題は、

「悪魔をモチーフにした悪魔の実」

なのか、

「本当に悪魔と呼ばれる存在」

なのかです。

最大のヒントはイムの「契約」にある

現在のイムを考えるうえで、新形態以上に重要なのが「契約」です。

イムは他者と契約を結び、力を与えることができます。

そしてその代償として、相手を自分の支配下に置く。

この構造そのものが非常に「悪魔的」です。

昔話や宗教、ファンタジーにおける悪魔は、

「人間に力を与える」

代わりに、

「魂や自由を奪う」

存在として描かれることがあります。

イムがやっていることはまさにこれです。

しかも契約者は単純に強くなるだけではありません。

不死身に近い身体。

異常な再生力。

人間離れした力。

特殊な移動能力。

そうした恩恵を受ける代わりに、イムへ逆らえなくなる。

つまり、

力を与える代わりに自由を奪う。

これこそイムという存在の本質なのではないでしょうか。

五老星の異常な能力も「イムから借りた力」だった?

ここまで来ると、五老星についても見方が変わります。

五老星はそれぞれ異なる怪物へ変身します。

そして驚異的な再生能力を持っています。

以前なら、

「五老星全員が幻獣種の悪魔の実を食べている」

と考えるのが自然でした。

しかし現在では別の可能性が浮上しています。

彼らの異常な能力の少なくとも一部は、

イムとの契約によって与えられたもの

なのではないでしょうか。

そう考えれば、

なぜ全員が似た不死性を持っているのか。

なぜイムが彼らを支配できるのか。

なぜ五老星がイムに絶対服従しているのか。

これらを一つの仕組みで説明できます。

つまり五老星は、

「5人の独立した怪物」

なのではなく、

「イムという一つの存在から力を分け与えられた5人」

なのかもしれません。

神の騎士団まで同じ仕組みで説明できる

さらにこの考え方は神の騎士団にも当てはまります。

神の騎士団にも異常な再生能力が存在します。

そして契約によってイムの力とつながっています。

ここまで対象が増えると、偶然とは考えにくい。

イム

五老星

神の騎士団

契約した者

という巨大な能力ネットワークが存在している可能性があります。

頂点にいるのがイム。

イムから力を与えられた者は強大な力を得る。

しかし同時に自由を失う。

つまり世界政府そのものが、

「イムとの契約によって成立した巨大な支配システム」

なのかもしれません。

「神仏」の名を持つイムと「アクマの実」

イムの正体を考えるうえで、非常に気になるのが「名前」と「能力」の組み合わせです。

イムの名は「ネロナ・イム」。

以前からファンの間では、この名前そのものに仕掛けがあるのではないかと考察されてきました。

特に有名なのが、

「ネロナ」=「神」
「イム」=「仏」

という説です。

「イ」と「ム」を組み合わせると、漢字の「仏」を連想させます。

さらに「ネロナ」についても、カタカナを組み合わせることで「神」という漢字を意識した名前ではないかと考察されています。

つまり、

ネロナ・イム=神・仏

というわけです。

もちろん、これは現時点で原作から正式に名前の由来が明かされたわけではありません。

しかし、世界政府の頂点に君臨し、「神」を自称する天竜人よりもさらに上に存在するイムに「神仏」を連想させる名前が付けられているとすれば、非常に意味深です。

そして、ここでもう一つ重要になるのがイムの能力です。

イムの能力として登場したのが、

「アクマの実」。

一般的な「悪魔の実」という言葉とは別に、イムに関連して「アクマの実」という名称が登場したことは、イムの正体を考えるうえで極めて重要な情報ではないでしょうか。

なぜなら、

名前には「神・仏」。

能力には「悪魔」。

正反対にも思えるモチーフが、一人の人物に集約されているからです。

なぜ「悪魔の実」ではなく「アクマの実」なのか?

ワンピースにはこれまで、数多くの悪魔の実が登場してきました。

ゴムゴムの実。

メラメラの実。

オペオペの実。

ヒトヒトの実。

基本的には「○○の実」という固有の名称を持っています。

ところがイムに関連して示された名称は、

「アクマの実」。

ここはかなり異質です。

もし単純に「悪魔へ変身する能力」なのであれば、

ヒトヒトの実 幻獣種 モデル○○

のような既存の命名体系でも成立するはずです。

それにもかかわらず「アクマ」という、作品全体の能力体系である「悪魔の実」を強烈に連想させる名称になっている。

だとすれば、「アクマの実」は単なる悪魔への変身能力ではない可能性があります。

イムがこれまで見せてきた能力を考えてみましょう。

自らが悪魔のような姿へ変身する。

他者に強大な力を与える。

契約した者を悪魔的な姿へ変化させる。

驚異的な再生能力を与える。

遠隔で相手を支配する。

そして契約者から自由を奪う。

特に異常なのは、

「自分以外の人間にまで力を与えられる」

という点です。

普通の悪魔の実能力者とは明らかに性質が違います。

「アクマの実」は悪魔の力を生み出す能力なのか?

ここからは一つの仮説です。

もし「アクマの実」が、

単純に「悪魔へ変身する実」

ではなく、

「悪魔の力そのものを生み出し、他者へ与える実」

だったらどうでしょうか。

そう考えると、これまでバラバラに見えていた能力が一つにつながります。

イムが「アクマの実」の力を持つ。

イムが他者と契約する。

契約者へ力を分け与える。

契約者は強大な力や再生能力を獲得する。

その代償としてイムに服従する。

この仕組みなら、五老星や神の騎士団が見せている異常な能力にも説明がつきます。

彼らがそれぞれ独立して特殊な能力を持っているのではなく、その力の一部がイムという一つの「供給源」につながっている可能性があるわけです。

つまりイムは、

「悪魔の実の能力者」

というより、

「悪魔の力を管理・分配する存在」

なのかもしれません。

そして、もしそうなら「アクマの実」という異質な名称にも意味が出てきます。

「アクマの実」はすべての悪魔の実と関係している?

さらに踏み込むと、もう一つ非常に大きな疑問が生まれます。

そもそも、なぜ「悪魔の実」は「悪魔」の実と呼ばれているのでしょうか。

ベガパンクは悪魔の実について、人々が望んだ「人類の進化の可能性」が具現化したものではないかという仮説を語っています。

「あんなことができたら」

「こんな人間になれたら」

そうした人々の願望が、異なる進化の可能性として現れたものが悪魔の実だという考えです。

ここでイムの「アクマの実」を考えると、奇妙な共通点があります。

悪魔の実は、人間に特殊な力を与える。

イムも、契約した人間に特殊な力を与える。

ただし決定的な違いがあります。

通常の悪魔の実は、能力を得たからといって誰かに服従する必要はありません。

しかしイムの場合、

「力を与える代わりに自由を奪う」。

もし「アクマの実」が他者へ能力を与えることのできる特殊な存在なら、悪魔の実という名称の由来や、その起源にまでイムが関係している可能性も考えたくなります。

もちろん現時点では、

「アクマの実=すべての悪魔の実の原型」

と断定できる材料はありません。

しかしイムが「悪魔の力を他者へ与えられる」という特殊性を持っている以上、今後の悪魔の実の起源を考えるうえで無視できない存在になったのは間違いないでしょう。

「神仏」のイムが「悪魔」であることに意味がある?

そして非常に面白いのが、

「神」

「仏」

「悪魔」

という、一見すると相反するモチーフがイム一人に集まっていることです。

仮に「ネロナ・イム=神仏」という文字遊びが作者による意図的なものだったとしましょう。

するとイムは、

名前では「神・仏」。

能力では「悪魔」。

という二面性を持つことになります。

これは単なる言葉遊びではなく、イムというキャラクターそのものを表現している可能性があります。

世界政府から見れば、イムは世界の秩序を維持する絶対的な存在。

天竜人が「神」を名乗る世界において、そのさらに上に君臨する者です。

しかし、その実態はどうでしょうか。

歴史を消す。

国家を消す。

人間の自由を奪う。

契約によって服従させる。

力と引き換えに支配する。

支配される側から見れば、イムは「神」ではなく「悪魔」です。

つまり、

崇める者から見れば神。

支配される者から見れば悪魔。

この二面性そのものが、「ネロナ・イム」という名前と「アクマの実」に込められている可能性があります。

ニカが「自由」ならイムは「支配」

ルフィの能力の本質は「自由」です。

ギア5になったルフィは、

自由に身体を変形させ、

周囲まで変化させ、

常識そのものを無視するように戦います。

そしてニカは、

人々を解放する戦士。

一方のイムは正反対です。

契約。

服従。

支配。

命令。

自由の剥奪。

この二人は単純に、

主人公とラスボス

なのではなく、

自由 VS 支配

という作品の根本思想そのものを表しているのではないでしょうか。

ルフィは誰かに力を与えるわけではありません。

それでも人々が勝手にルフィの周囲へ集まってくる。

イムは力を与える。

しかし、その代わりに相手を服従させる。

この違いは非常に面白い。

ルフィの仲間は「自分の意思」で戦う。

イムの部下は「契約」で戦う。

ワンピース最終戦争は、この二つの勢力の衝突になる可能性があります。

ここで「ネロナ・イム=神仏」という説まで重ねると、さらに面白い対比が生まれます。

ニカは「太陽の神」と呼ばれています。

しかしルフィ自身は神として崇められることを望んでいません。

誰かを支配することもありません。

むしろ周囲の人間を自由にし、その結果として人々が自分の意思でルフィについてきます。

対するイムは、「神仏」を連想させる名前を持ちながら、その力は「アクマの実」。

そして契約によって他者へ力を与える代わりに、その自由を奪います。

つまり、

ニカ=神を名乗らない「解放の神」

イム=神の座に君臨する「支配の悪魔」

という逆転した構造になっている可能性があります。

だとすれば、最終的なルフィとイムの戦いは単なる「神 VS 悪魔」ではありません。

神の名を必要としない自由な者と、神として君臨するために他者を支配する者。

その800年越しの対立なのではないでしょうか。

「イム=海の悪魔」説はどうなのか

以前から人気なのが、

「イム=海の悪魔」

という説です。

悪魔の実の能力者は海に嫌われ、泳げなくなります。

そしてワンピース世界には「海の悪魔」という表現も存在します。

そこから、

悪魔の実

イム

を結びつける考察が昔から存在してきました。

また「IMU」を並べ替えて「UMI=海」と読む考察もあります。

ただし、ここは注意が必要です。

名前の並べ替えだけでは根拠として弱い。

現在この説で本当に注目すべきなのは名前ではなく、

イムが「悪魔の契約」のような仕組みを実際に使用している

という点でしょう。

1191話まで来た現在、

「イム=海」

より、

「イム=悪魔の概念に非常に近い存在」

と考える方が作中描写とのつながりは強くなっています。

イムは「悪魔の実の能力者」なのか、それとも本物の悪魔なのか

ここが最大の問題です。

大きく3つの可能性が考えられます。

第一候補。

「悪魔をモデルとした幻獣種」。

ヒトヒトの実 幻獣種 モデル○○のような能力です。

これなら変身すること自体は簡単に説明できます。

しかし問題があります。

契約。

不死の付与。

遠隔支配。

他者の悪魔化。

肉体の乗っ取り。

特殊な移動。

あまりにも能力の範囲が広い。

もちろん悪魔の実なら何でもありとも言えますが、これだけでは少し説明しづらい。

第二候補。

「悪魔そのもの」。

つまりワンピース世界には本当に悪魔と呼ばれる存在がいて、イムがそれに該当するという説です。

1191話での進化系だけを見るならありそうなところ。

ただしイムが「最初の20人」の一人であるネロナ・イム聖本人なら、

元々は人間だった

可能性も高い。

ここが矛盾します。

そこで第三の可能性があります。

最もありそうなのは「人間だったイムがアクマの実によって悪魔になった」説

ここまでの情報を組み合わせると、イムの正体について一つの仮説が浮かびます。

それは、

「イムは最初から悪魔だったのではなく、元々は人間だった」

というものです。

800年前。

イムは「最初の20人」の一人、ネロナ家のイム聖として存在していた。

この時点では普通の人間だった可能性があります。

しかし巨大な王国やジョイボーイとの戦いの中で、「アクマの実」の力を手に入れた。

そして悪魔的な能力を獲得した。

さらに、イワンコフが示唆したオペオペの実の「不老手術」まで受けていたとすれば、現在まで800年以上生き続けていることにも説明がつきます。

つまり、

800年前のネロナ・イム聖

「アクマの実」の力を獲得

悪魔的な能力を手に入れる

オペオペの実の不老手術を受ける?

800年間生存

契約によって他者へ力を与える

五老星や神の騎士団を含む巨大な支配システムを構築

現在の「悪魔そのもの」のような姿へ

という流れです。

この仮説なら、

「ネロナ・イム聖」という人間としての過去。

800年以上生きている可能性。

「アクマの実」。

契約。

五老星や神の騎士団の異常な再生能力。

そして1191話の悪魔的な新形態。

これらを比較的一つの線でつなぐことができます。

重要なのは、

「800年生きたから悪魔になった」

のではなく、

「アクマの実によって悪魔的な力を獲得した人間が、800年間世界を支配し続けている」

可能性です。

そう考えると1191話の4本角の姿も、突然登場した新能力ではありません。

800年前に人間だったネロナ・イム聖が手に入れた「アクマの実」の本質が、ようやく読者の前に姿を現し始めた。

そんな場面なのかもしれません。

ONE PIECE 1191話の姿すら「最終形態」ではない可能性

ここも重要です。

ワンピース1191話ではイムが巨大化し、4本角になります。

しかしこれが最終形態とは限りません。

むしろ現在の姿は、

人型

悪魔化

さらに完全な姿

という途中段階である可能性があります。

今回の新形態にはまだ人間的な身体構造がかなり残っています。

もしイムがゾオン系に近い変身能力を持っているなら、

人獣型に相当する形態

である可能性もあります。

そうなると最終戦争では、

完全な「悪魔」の姿

が登場するかもしれません。

イムの「目」は何を意味している?

エルバフで描かれたデザインで角以上に気になるのが「目」です。

腕に目のついたリング。

腰や脚の周囲にも目のリング。

なぜこれほど「目」が強調されているのでしょうか。

目は古くから、

監視

全知

支配

を象徴するモチーフとして使われます。

これはイムというキャラクターに非常によく合います。

世界の頂点からすべてを監視する存在。

歴史を消す存在。

世界政府を通して世界中を支配する存在。

つまりイムのデザインそのものが、

「世界を見下ろす支配者」

を表している可能性があります。

契約者を通して世界を見ることまで可能なのであれば、さらに意味深です。

イムの力には「弱点」が存在するはず

ただしイムが本当に万能なら物語が成立しません。

必ず何らかの制限があるはずです。

現在かなり怪しいのが、

「契約」

そのものです。

五老星や神の騎士団が不死身なのは、

本人たちが不死だからではなく、

イムから不死性を供給されている

のだとしたらどうでしょう。

つまり、

イムとの接続を切れば不死ではなくなる。

そう考えれば最終戦争の攻略法が見えてきます。

敵全員を一人ずつ倒す必要はない。

「イムとの契約を切る」。

これが世界政府最強戦力を一気に弱体化させる方法になる可能性があります。

そして「覇王色」が契約を破壊する鍵なのかもしれない

エルバフ編では、神の騎士団の不死性と覇王色の覇気との関係も重要になっています。

ここで非常に面白い構図が生まれます。

イムの力=他人の意思を支配する力。

覇王色=自らの意思を他人へ押しつけるほど強烈な精神力。

つまり両方とも「意志」に関係しています。

もしイムの契約が、

相手の意志を支配することで成立する能力

なら、

極端に強い「自分自身の意志」

こそが最大の弱点になるのかもしれません。

だからこそ覇王色が効く。

これはワンピースという作品らしい攻略法です。

最後に必要なのは特殊な魔法でも武器でもなく、

「誰にも支配されない意志」。

それを最も体現している人物こそルフィです。

イムとルフィは「悪魔と神」ではなく「支配と自由」なのではないか

ここまで考えると、イムの正体以上に重要なことが見えてきます。

イムが本当に悪魔なのか。

何の悪魔の実なのか。

それ自体はもちろん重要です。

しかし尾田先生が描こうとしているものは、もっと単純なのかもしれません。

イムは、

世界を自分の思い通りにしたい者。

ルフィは、

世界で最も自由になりたい者。

イムは力を与える代わりに服従を求める。

ルフィは何も与えると約束しないのに、人々が自分の意思で集まってくる。

イムの周囲には「臣下」がいる。

ルフィの周囲には「仲間」がいる。

ここに二人の決定的な違いがあります。

だから最終的にルフィが壊すものは、

イムという一人の敵

だけではないのかもしれません。

イムが800年間作り上げてきた、

「誰かが世界を支配する仕組み」

そのものを壊すことになるのでしょう。

結論|イムは「神」の名を持ちながら「悪魔」になった人間なのか

ワンピース1191話までの情報を整理すると、イムの正体についてかなり興味深い構図が見えてきます。

現時点で最も自然に多くの情報をつなげられるのは、

「イムは最初から悪魔だったのではなく、800年前に存在した人間ネロナ・イム聖が『アクマの実』によって悪魔的な力を手に入れた」

という可能性です。

イムは「最初の20人」の一人として800年前に存在していた。

そして何らかの経緯で「アクマの実」の力を獲得。

さらにオペオペの実の「不老手術」を受けたことで、800年以上にわたって生き続けている可能性があります。

そして長い年月をかけ、

五老星。

神の騎士団。

そして契約した者たち。

彼らに自らの力を分け与えながら、世界政府そのものを巨大な「支配のシステム」へと作り上げていったのではないでしょうか。

ここで重要になるのが「ネロナ・イム」という名前です。

以前からファンの間では、

「ネロナ」=「神」

「イム」=「仏」

という文字遊びが隠されているのではないかと考察されてきました。

仮にこの説が正しいのであれば、

ネロナ・イム=神仏

という意味を持つ名前になります。

ところが、そのイムが持っているのは「アクマの実」。

つまり、

名前は「神・仏」。

能力は「悪魔」。

という、正反対にも見える要素が一人の人物に集約されていることになります。

これは偶然なのでしょうか。

むしろ、この矛盾こそがイムというキャラクターの本質を表している可能性があります。

世界政府や天竜人から見れば、イムは世界の秩序を維持する絶対的な存在。

いわば「神」のさらに上に君臨する者です。

しかし、その実態は、

歴史を消し、

国家を消し、

契約によって力を与え、

その代わりに相手の自由を奪う存在。

支配される側から見れば、それは「神」ではなく「悪魔」です。

そして、この構造をさらに鮮明にするのがニカです。

ニカは「太陽の神」と呼ばれています。

しかしルフィ自身は神になろうとはしません。

誰かに自分を崇めさせることもなければ、契約によって服従させることもありません。

むしろルフィが求めているのは、

「世界で一番自由になること」。

そしてルフィと出会った人々もまた、自分自身の意思で立ち上がり、自分自身の意思でルフィについていきます。

つまり、

ニカは「神」と呼ばれながら誰も支配しない。

イムは「神仏」を思わせる名を持ちながら、「アクマの実」の力によって世界を支配する。

ここには明確な逆転構造があります。

ニカ=神を名乗らない「解放の神」

イム=神の座に君臨する「支配の悪魔」

という対比です。

そう考えると、ワンピース最終章で描かれるルフィとイムの戦いは、単純な「神 VS 悪魔」ではないのかもしれません。

「自由 VS 支配」。

こちらの方が、二人の本当の対立を表しているように思えます。

そして「アクマの実」についても、まだ大きな謎が残されています。

なぜ普通の悪魔の実とは異なるような名前なのか。

なぜイムは自分だけでなく、他者にまで力を与えられるのか。

なぜ契約した者たちは異常な再生能力を得るのか。

そしてそもそも、

なぜこの世界の能力を与える果実は「悪魔の実」と呼ばれているのか。

もし「アクマの実」が悪魔の力そのものを生み出したり、他者へ分配したりできる特殊な存在なのであれば、イムの正体が明らかになることは、そのまま「悪魔の実の正体」が明らかになることにもつながる可能性があります。

1191話で描かれた4本角の新形態は、その答えへ近づく大きなヒントなのかもしれません。

イムは「悪魔の実を食べた人間」なのか。

「アクマの実」によって悪魔へ変わった人間なのか。

それとも「悪魔」という概念そのものに関係する、さらに特殊な存在なのか。

まだ断定することはできません。

ただ、現在のイムについて最も注目すべきなのは、

「何の悪魔の実なのか?」

という一点だけではないでしょう。

むしろ最大の謎は、

「なぜイムだけが、他者にまで悪魔のような力を与えることができるのか?」

という点にあるのではないでしょうか。

その答えが明らかになったとき、

イムの正体。

五老星や神の騎士団の不死性。

「アクマの実」。

そして「悪魔の実」という名前の意味。

これらすべてが、一つにつながるのかもしれません。

そして最終的にルフィが壊すものは、イムという一人の敵だけではない。

イムが800年間かけて作り上げた、

「力を与える代わりに自由を奪う世界」。

その支配の仕組みそのものなのではないでしょうか。

ロキがイム様を「タコ」と呼称した意味!悪口ではなく「悪魔」を示す本質的な指摘



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