ワンピース考察|ステューシーの紙絵”残身”は生命帰還使用か。ルッチと比較
ステューシーがエッグヘッド編にてルッチと対立。
ワンピース1073話で見せた技は2つで1つはカクにも使用した”噛みつけば気絶”という能力でした。
そしてもう一つが「紙絵”残身”(カミエザンシン)」であり、ウォータセブン以来となる紙絵の応用技です。
この紙絵に関してはワンピース44巻423話でルッチがギア3を使った後の小さいルフィに対して「紙絵武身(カミエブシン)」使用しています。
但しルッチが使用した紙絵武身に関しては”生命帰還”を利用したものとなっています。
よってステューシーが当たり前のように使用した紙絵残身に関しても生命帰還を利用したものであるのかをルッチと比較して考察していきます。
生命帰還とは何か
生命帰還というのは髪や内蔵といった本来は人間の脳では意識して動かせない部分についても操ることが可能な力です。
クマドリは習得までに「仙人のような暮らし」が必要であると言っていました。
ウォータセブン編を含め、本編で使用できるのは歌舞伎役者のようなクマドリとルッチだけでした。
(本編での言及なしだと「生命帰還なのでは?」という描写はボア・マリーゴールドやルフィにも見られます)
クマドリは髪を操って見せていましたが、ルッチはパワー型からルフィのギアに対応するために速度を引き上げる形で生命帰還の使用を見せています。
そこでもルフィを体術で圧倒しています(この時点でルフィの体術を上回った敵はルッチ以外にいなかった)。
要するに身体の全てを操作可能というものになります。
使い方としてはルッチによるものが完成形であると見て良いでしょう(髪を伸ばして操作して使うのが正解とは思えない)。
紙絵は六式の一つ
サイファーポールが使用する六式ですが、いまいち登場が少なく忘れてしまいがちです。
以下の6つが六式として採用されている技となります。
- 指銃(シガン)=銃弾のような速度の指突き技
- 鉄塊(テッカイ)=肉体を鋼の如く強度にする防御技
- 紙絵(カミエ)=相手の攻撃を紙一重で躱す技
- 剃(ソル)=地面を瞬時に複数回蹴り、反動で速度を増す移動技
- 月歩(ゲッポウ)=空中で剃を行う応用技(練度によって飛行も可能)
- 嵐脚(ランキャク)=高速の蹴りで斬撃を放つ
紙絵というのは六式の一つであり、これ自体は珍しい技ではありません。
鉄塊と真逆の力であり、柔と剛の関係にあると言われています。
覇気でいうと鉄塊が武装色であり、紙絵が見聞色であると考えれば分かりやすいかもしれません。
(そういった言及がされている訳ではありませんが、極めればその点が重要視されるでしょう)
まずルッチの紙絵武身は生命帰還使用なのか
ルッチが生命帰還を利用してルフィを圧倒したのはウォータセブン編での話です。
そこでルッチを相手にギア3を繰り出したルフィ。
ギア3の反動として小さくなってしまい、隠れながらやり過ごそうとしましたがルッチに発見されてしまいます。
その時にルッチが使用したのが「生命帰還」によって体を縮めた上での「紙絵武身」から繰り出される「指銃」となります。
あくまでも生命帰還と紙絵武身と指銃は個別の技となっています。
まずは生命帰還でムキムキになっていた姿を痩身に戻し、速度を重視させたような状態にしていました。
その後で紙絵武身によって速度の引き上げ。
そして指銃で小さくなったルフィに一撃を与えています。
あまりに一瞬の移動でルフィも全く目で追えていなかった紙絵武身を使用したルッチ。
武身という名前になっていますが、攻撃用に速度を重視させる紙絵ということでしょう。
(紙絵は本来回避技として使用するもの)
これが「誰でも生命帰還を使わないといけない技なのか」については疑問があります。
ルッチはあの時点でムキムキから痩身に変わってギア2に対応可能な速度を高めた戦い方をしていきます。
そして同じくワンピース44巻の427話にて「生命帰還の解除」を行っていました。
「生命帰還」解除!
ひと思いにパワーで潰してやろう
-ロブ・ルッチ-
(ワンピース44巻427話より)
この後はパワー任せの最大輪六王銃でルフィに一撃を見舞っています。
(直後にJET銃乱打でルッチは敗北)
パワー重視の姿では紙絵武身は使用できなかった可能性は十分あるでしょう。
よってルッチは速度重視で戦う時に紙絵武身を使う必要があり、それには生命帰還が必要と考えて良さそうです。
ただこれはルッチがレオパルド状態でのパワーをある程度残したまま戦闘における速度を引き上げたかったからであり、紙絵武身という技そのものが「生命帰還必至」というのかと言えばそうではない気がします(ルッチしか使えない紙絵の応用技かもしれないので、その意味では必至とも言えますが)。
ステューシーの紙絵残身は生命帰還が必要なのか
これについては先のルッチとは少し違います。
ルッチは「生命帰還を利用してムキムキマッチョから痩身になっていた」というのが重要な点。
そうしないと速度が上げられないのでしょう。
レオパルドの力を多大に残しながら、速度を引き上げる意味での生命帰還の使用です。
よって紙絵武身を使うのにあの状態を痩身にする必要があったということです。
ステューシーの場合は別段肉体のどこも変化させる必要の無いものでしょう。
つまりステューシーが紙絵残身を使う時に生命帰還を使ったというのは違和感があります。
生命帰還は非常に珍しい能力であるのは確実。
誰もかれも習得できるものではないと考えるならステューシーの紙絵残身は紙絵の応用技に過ぎないと考えるのが妥当でしょう。
今後、ステューシーが生命帰還を使用しないとは言い切れませんが、少なくともワンピース1073話のエッグヘッド島での使用は無しと考えていいでしょう。
何より本気の武力での交差はしていません。
言ってみれば油断を武器に相手を即座に戦闘不能にしました。
「強いとわかってるあなた達とまともに戦うほど愚かじゃない」と発言からもそれは分かります。
本気を出させる前に倒しておかないと厄介という判断をしたに過ぎません。
いまだ明かされないステューシーの本気ですが、その時に初めて生命帰還の利用を行うのか。
それよりも付与されている能力と六式を絡めた応用技を繰り出すのか。
何となくですが既出の生命帰還を使用するよりも後者の方が可能性は高い気がします。
ひとまず現時点では「ステューシーは生命帰還を使用していない」また「紙絵残身に生命帰還は必至ではない」と考えていいでしょう。
マンガ好き
最新記事 by マンガ好き (全て見る)
- ワンピースネタバレ1133話【確定・最新速報】歴史学者サウロとロビンが感動の再会!空飛ぶ船登場 - 2024年12月4日
- ワンピース考察|クザンに凍らされたガープ復活の可能性!死亡説もアリ - 2024年12月4日
- ワンピース1133話ネタバレ考察|エルバフに留まってはいけない理由!アーノートの言葉|展開 - 2024年12月3日