ギルティネタバレ考察|瑠衣の正体判明!秋山の義理の妹!慶一を愛した女!
ギルティのネタバレ考察となります。
遂に判明した瑠衣の正体です。
実は秋山の義理の妹である事が判明しました。
黒く塗りつぶされていた卒アルでしたが、それを確認すると名前が「秋山瑠衣」でした。
さやかが心を寄せていた秋山慶一の義理の妹。
今までのさやかへの復讐劇は、愛憎のもつれから来るものだった事が判明しました。
黒塗りの卒アル
さやかが瑠衣の家に行った時に勝手に見てしまった卒アルです。
黒塗りされ自分の顔を見ると、さやかも少し恐怖を感じます。
この時に瑠衣はさやかに義理の兄である慶一を奪われています。
その嫉妬を含めた憎しみがさやかの人生を崩壊させようと思わせたきっかけです。
10年以上も前の事でありながら、瑠衣にとっては慶一が全てでした。
それを奪ったさやかを許せなかったのでしょう。
瑠衣は虐待を受けていた
瑠衣の心が曲がっていった原因とも言える家庭環境。
それは母親からの虐待でした。
慶一の父親と再婚した時点で連れ子として瑠衣はいました。
慶一は以前の父親が虐待をしていたと思っていた様子でしたが、現実は違いました。
(慶一の父親も後に気付かれています)
母親から虐待を受け続け、全てを投げ出しそうな所に現れたのが優しい慶一でした。
この言葉は乾ききっていた瑠衣の心に染み渡ったのでしょう。
男として慶一を見始めた
最初は家族として慶一の優しさに触れていたのでしょう。
しかし、さやかと慶一が付き合っている時に目撃してしまいます。
いつも自分に言ってくれている「俺がついている」の言葉。
それと、さやかに伝えた「俺がついている」の言葉。
この2つには大きな違いがある事を、その表情から理解してしまいます。
さやかに「俺がついている」と言う慶一を目撃した瞬間に慶一を「男」として見る様になったと言います。
「この人が欲しい」って本能で思った。
-秋山瑠衣-
(ギルティ6巻より)
直後に初潮が来て、自分は女になれたと自覚した様子でした。
慶一も瑠衣の気持ちを後々感じ取っていましたが、目をそらしています。
イタリアに行く前には、女として瑠衣が迫ってきた事もあったとさやかに告白しています。
親父が死んだ後、瑠衣と二人で暮らした時期があった。
瑠衣は男として俺を求めたけど、俺はそれに応えられなかった。
-秋山慶一-
(ギルティ5巻より)
瑠衣が完全に自分に依存している事が分かっていた慶一です。
それでも唯一の妹であり、見捨てる事は出来ませんでした。
瑠衣の自立を促す意味でも、距離を置こうとイタリア行きの話を承諾した慶一。
一番大切なのは瑠衣と明言
イタリアに行く時に、当然ながら瑠衣は泣いています。
瑠衣を慰める意味もあったでしょうが、「一番大事か」という瑠衣の質問に対して優しさで返しています。
これが更に瑠衣の気持ちを壊していくきっかけに成ったのは間違いありません。
本当の意味で自立を促すのなら、半端な優しさは毒にしかなりません。
最高のお手本は母親
イタリアから戻って久しぶりに再会した瑠衣。
それは慶一が想像していた姿とは大きく異なっていました。
慶一が言った「自立して」を曲がった形で実行に移したと言えます。
手本にしているのは実の母親です。
慶一にさやかの旦那との関係を咎められた時に、去り際の言葉があります。
だから何をしてでも生きてこれたよ。
私には最高のお手本がいるから。
-秋山瑠衣-
(ギルティ5巻より)
また病院の先生に「来る度に別人」と言われた際に似ている人物を瑠衣自身が答えています。
ある意味でさやかも同じと言えるかもしれません。
さやかも瑠衣を陥れる時に放つ言葉などは、嫌いだった母親譲りのものでした。
似た者同士という事ではありませんが、生きてきた環境が自身の人格に影響する典型と言えます。
環境だけで見ればさやかと瑠衣は少し似ているでしょう。
問題はそこから何を学び取り、どう行動したのかの違いです。
少なくとも、どちらも秋山慶一への思いを寄せた女性という事になります。
ギルティ6巻の段階では、まだ瑠衣とさやかの決着がついている訳ではありません。
瑠衣の正体の判明。
衝撃でしたが、この先更に女の戦いは激化していく事になります。
さやかも、夫も仕事も失いました。
恐れるモノは無い状態での、この争いの終着点はどちらかの破滅にしかない気がしてなりません。
そこに慶一らがどう関わっていくのでしょうか。
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