空腹なぼくらネタバレ18話(3巻)|クズ男死亡!わたる登場も2人は助けられなかった

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空腹なぼくらネタバレ18話(3巻)|クズ男死亡!わたる登場も2人は助けられなかった

空腹なぼくら18話のネタバレから考察になります。

クズ男と海の家が歩く死体に囲まれてしまって逃げ場も無い状況です。

クラクションの音にギリギリで気付きましたが、間に合うのかどうかって所でしょう。

少しの音しか聞こえてなかったのでそれなりに距離がありそう。

海が強すぎる!歩く死体を刺し殺す

家の奥にこもっている2人。

ニオイ消しの為の歩く死体を隠れている押入れの前に置いています。

歩く死体が反応しているのは赤ちゃんのオムツの排泄物です。

そして穴を開けて見ていた押入れの襖から歩く死体の目線。

コワすぎる…。

実際の状況でこんな目線と相まみえたら声出てしまいそうですが、何とか耐えるクズ男です。

さすがのクズ男も言ってこの世界を生き延びた人間。

この程度は慣れていますが、バレたら押し寄せてくるので急いで脱出して2階に掛けていく二人です。

押し入れから出て飛び出し包丁を振り回すクズ男ですが歩く死体に恐怖心はありません。

要するに振り回した所で何の効果もないってことです。

海は頼りないクズ男から包丁を受け取って、ザクザクっと周囲の歩く死体を倒します。

海…強すぎるよ。

屋根の上から隣の家に飛び移る

2階に行っても逃げ切れる訳もなく、窓から外出る2人です。

更に上の屋根に上って歩く死体から逃げます。

寒いという海に来ていたダウンと帽子を渡します

自分は半袖なのでクズ男が男として成長したのがよく分かるシーンと言えるでしょう。

自分さえ良ければ何でも良いという腑抜けでクズ丸出しの性格だったクズ男

だからこそ呼び名がクズ男な訳ですが、それでも海と付き合い子供が生まれて徐々に男として人間として成長していました。

海はわたるパパを探しますがクズ男は「俺がパパや」と頼られない自分を少し情けなく思っています。

そして意を決して隣の屋根まで飛ぶ決意をしました。

確かに屋根伝いに移動できれば歩く死体をある程度やり過ごす事も出来るでしょう。

少なくともわたるが来るまでの時間稼ぎはできそうです。

子供か海かの二択の選択

まずはクズ男から飛んでみせます。

このあたりも男らしくなったなぁと読者としては感心しますが、次に赤ん坊を受け取るところもカッコいい。

うん、父親らしくなってきています。

最後に海ですが、飛ぶ瞬間に足を歩く死体に掴まれて落ちかけてしまいます。

子供を置いて両手で海を支えるクズ男

しかし運悪く赤ん坊が屋根から落ちそうになり、片腕で支え合う事になりました。

左手に海、右手に赤ん坊です。

左手は当然即座に限界を迎えて「10秒も持たん」と頭の中で考えています。

10秒も持たん…。

いや、まず赤ん坊の方を引き上げてしまってからまた両手で海を持ち上げたら良いだろ!ってツッコミを入れたくなりますが、緊張感MAXで手が限界の中にあればそんな事は考えられません。多分。

赤ん坊を手放すクズ男

海は母親なので「私はいいから」と赤ん坊を助けて欲しいと言います。

これは多くの母親がそうするのではないかと言える選択です。

しかし男というのは意外と違います。

ここでもクズ男は海を選択しました。

当然悩まずにしたのではありません、葛藤ありきです。

愛する我が子。
俺の生きがい。

いっそ3人とも…。

そう言いながら一言「スマン。海」と言って子供を落とします。

これって究極の決断なんですが、男はよくあるみたいです。

というのも、例えば母体か赤ちゃんかどっちを助けますか?って質問に対して男の多くは母体を助けるみたい。

また生まれてくるからって事ではなく、やっぱり男は女性を本能的に守ろうとするんじゃないかなって思えたりします。

ちなみに女性は即答で子供を助けるそうです。パパなんて不要!ですね、悲しいかな。

勿論、人によるので絶対でもないでしょうが。

少なくともクズ男の判断が「アカンやろ!」って叱られるものではないのは事実です。

わたるパパが間に合う

落ちていく赤ん坊ですが、直前に何とかわたるが間に合いました

見事に歩く死体の上を走りながら赤ん坊を受け取ります

間一髪でした。

クズ男も泣いています。

本当はどちらも助けたかったのは良く分かります。

海を上にあげて「おじさんのバカ!」と怒られますが「海が死んだら俺…」と泣いています。

海も泣いていますが「わかったから」とおじさんの言い訳を受け入れた様子です。

しかしクズ男自体が自分のした事を受け入れ切れていません。

俺は、子供を手放した。

一昔前のクズ男ならそんな葛藤があるはずもありません。

常に自分優先で生きてきた人間。

ここに来て自分の行動に対しての罪悪感を強く持つようになります。

歩く死体で溢れさせてしまったのも自分がクリスマスプレゼントを自力で探そうとしたからです。

喜ばせたい一心だったとしても後悔は必ずあるでしょう。

わたるを助けにいくクズ男

歩く死体に囲まれてしまっているわたる。

赤ん坊を抱いているのでわたる自身が攻撃出来ません。

海は「助けないと…」と言いますが、クズ男は「俺が行く」と言い出します。

どう考えても助けられる訳がありません

歩く死体を前に包丁を振り回しただけで海に助けてもらった程の戦闘能力の低さ

それでも行くというクズ男です。

俺のせいやから、俺がやらんとな

完全に覚悟を決めたって感じがします。

どう考えても生き残るつもりが無い様に思えてきます。

わたるは何とか片手で赤ん坊を抱いて片手で歩く死体の首を斬り落とし応戦。

多すぎる敵を前に奮闘しているわたるに対して、タックルで歩く死体に飛びかかったクズ男です。

生身は噛まれたら終わり、しかもこの数。

武器も持たずに突撃しています。

自分が助かる気はないってことでしょう。

その子を安全な所に、早く!

わたるは「持ちこたえろよ!」と言いながら海に赤ん坊を渡します。

クズ男の死亡が確定する

赤ん坊が無事で泣いて喜ぶ海です。

わたるはクズ男の所に急いで戻ります

クズ男は一人で「ハハ、良かった。助かった、よかった」と言っています。

一見すると自分が助かったのかと思いますが全く違います

それはわたるの表情からも分かるでしょう。

思いのほか感動するシーンです。

すでに歩く死体に胸あたりの肉を喰われて肋が見えている状況です。

もう助かりません。

それだけは確実に言える事ですが、それでも自分は最期に父親になれたのかと自問自答する場面。

涙を誘うと言える所でしょう。

空腹なぼくら18話の考察は以上になります。

非常に濃密な展開となった今回。

空腹なぼくらが全てにおいて展開の早さと濃密さを兼ね備えたマンガだと思います。

だからこそ読み手は夢中になってしまうのでしょう。

僅か18話で序盤から登場していたわたる近くの人間は全滅しました。

次回の空腹なぼくらは生き残った海と子供、そして食べてしまいそうになるわたるでどんな生活が待っているのでしょうか。



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