呪術廻戦考察|最強の呪術師・五条悟の能力とは!無下限呪術と六眼の合わせ技
五条悟とは
呪術廻戦第2話から登場している呪術高専1年生の担任をする五条悟先生です。
※呪術廻戦の前日譚である0巻にも登場。
自他共に認める現世代最強の呪術師の一人であり、特級呪術師でもあります。
現在特級を冠する呪術師は4人存在していますが、その内の一人であり、力だけで考えれば他を圧倒する強さを誇っています。
六眼(りくがん)を持っていて相手の術式を視認する事が出来ます。
(NARUTOに出てくる写輪眼に近いものと考えられます。輪廻眼ほどの性能を誇っているのかは不明)
また術式は無下限呪術であり、この六眼との組み合わせは云百年ぶりだと言われています。
うん百年ぶりの六眼と無下限呪術の抱き合わせ。
五条が近くにいる限り、星漿体はまず殺せない。
-伏黒甚爾(禪院甚爾)-
(呪術廻戦8巻)
無下限呪術は術式により無限を具現化する能力と言える。非常に難しいが無限を五条が周囲に纏っている事で距離が0にはならず近づけない。あらゆる攻撃は当たらない。
これらの応用によって瞬間移動に近い行動も取れるが制御が難しく、どんな時でも使えるものではない。そうなるとチート過ぎてマンガとして面白くないからだとも言える。
ちなみにあまりのイケメンっぷりに女子校で教師からTEL番を渡され逆ナンされる場面もある。
0巻である前日譚から見ていると五条の素顔は登場しているが、本編で素顔を表したのは15話の「領域」の場面。
あまりのカッコよさに読者の中にも鼻血が出そうになった人がいたとか何とか。
ちなみにアニメ番では瞳の色が綺麗に映し出されていて、より映える形での絵面を見る事が出来ました。
五条悟は伏黒甚爾に敗北しかけた
現役最強の呪術師と認められる五条悟ですが、高専時代に危険な場面に出くわしています。
それが伏黒恵の父親であり呪力を持たない最強の人間です。
生まれつき呪力を持たない体質ながら「天与呪縛」によって圧倒的な身体能力を保持しています。
また本来呪力が無ければ呪いを視る事すら出来ませんが、伏黒甚爾に関しては天与呪縛の効果もあり通常の五感が冴え渡っています。
結果的に残穢などを頼らずとも人の追跡が可能となっています。
術師殺しと呼ばれた伏黒甚爾によって、壊滅的な打撃を与えられました。
40時間を超える連続の護衛任務で眠らせず疲弊させ、更に数人の賞金稼ぎに襲わせた後に呪力を持たない伏黒甚爾が近接。
最初の一撃は胸元を貫いてのものでしたが、これを五条は回避出来ませんでいた。
無下限呪術が間に合えばそもそも刃が届く事はありませんが、伏黒甚爾は呪力を持たず近づいた事すら分からなかった五条。
やむなく呪力で強化して他の傷を作らせない様にしています。
呪力を頼って次の攻撃を予測する事も五条には出来ません。
天与呪縛によって圧倒的な身体能力を持った伏黒甚爾の速さは高専時代の五条を持ってしても勘だよりになってしまいました。
スピードで翻弄した上で隠れながらの攻撃、それによって五条は守りに対して術式を頼る事になります。
その一瞬の隙きをついて天逆鉾(あまのさかほこ)という特級呪具で喉を貫きそのまま胸元を刳ります。
後に右の大腿部を三度高速で刺して、倒れかかった五条の脳天を貫きます。
どう考えても敗北というか五条の死を感じた瞬間でしょう。
この後、伏黒甚爾は天内理子を殺し、夏油傑との戦闘も勝利します。
伏黒甚爾を倒した五条悟
しかし、約束の天内理子を盤星教(ばんせいきょう)に渡した後で復活した五条との再戦闘。
伏黒甚爾との戦闘によって限界状態から反転術式を手に入れた五条です。
死に際に掴んだ呪力の核心!
-五条悟-
(呪術廻戦9巻)
ここで無下限呪術の術式反転の赫(あか)が時系列として初めて登場することになりました。
但し、伏黒甚爾は赫によって倒された訳ではありません。
ここから更に天逆鉾を使って応戦する伏黒甚爾。
五条家と禅院家はどちらも代々伝わる相伝の術式です。
代々伝わる相伝の術式のメリットはあらかじめ先代の築いた術式の取説があること。
デメリットは術式の情報が漏れやすいこと。
-五条悟-
(呪術廻戦9巻)
結果的に伏黒甚爾としては対策を事前に取れた事になります。
但し、その中でも五条家の一部にしか知らされていないものがありました。
順天の蒼と反転の赫を無限に衝突させる事で仮想の質量を押し出す技。
虚式の茈(むらさき)です。
このあたりの発想が芥見下々先生が天才的な発想の持ち主だと分かります。
呪術廻戦は昨今のジャンプマンガでトップクラスの面白さがあります。
子供向けとは言えないかもしれませんが、大人がちょうど難解に理解していくマンガとして有能過ぎるものでしょう。
茈によって五条悟は伏黒に勝利することになります。
高専時代の伏黒甚爾という強敵の前で赫と茈を手に入れて、最強の呪術師として君臨するに至ります。
伏黒甚爾は復活登場して恵の前で自殺
実は伏黒甚爾は後の東京事変で降臨させられて復活します。
最終的に恵に到達したところで戦わずに自殺。
息子が頑張っている姿を見て何かを感じたのでしょう。
五条悟の無下限呪術をおさらい
この無下限呪術は作者が説明を躊躇するほど数学的なややこしい話が関係してきます。
詳しく知りたい方は、「アキレスと亀」「無限級数」を調べると何となくの理解が出来ます。
ちなみにコトバンク様の説明を拝借すると・・・
『無限級数とは』項の数が無限にある級数を無限級数といい,項の数が有限である級数を有限級数というが,現代の数学では,単に級数といえば無限級数を意味する。 無限級数においては,それが収束するか発散するかの判定と,収束する場合のその級数の総和を求めることがおもな問題である。 多くの重要な定数が無限級数で表される。
でもそもそもその説明自体が難解で理解に苦しむ人も多いでしょう。僕もよく分かりません。
一応簡単に説明すると、漏瑚が五条に打撃攻撃をするとします。
この時、漏瑚と五条の距離を”1m”と仮定しましょう。
漏瑚の打撃は五条に猛スピードで接近していくわけですが、その距離は五条の位置まで0.5m、0.25m、0.125m・・・とどんどん短くなっていきます。
半分、その半分、というふうに。
ですがこの距離を足し合わせていったら最後にはどうなるか。
最終的に丁度1にはならずに0.99999999999…という限りなく1に近い数字へ近づいていく感じになるのが理解出来るでしょうか。
どんなに足し合わせていっても1mを超えることはないんですね。
この無限の状況を五条は自分の周囲に作り出せるという事です。
結果、攻撃が当たりません。
「いや、伏黒甚爾の攻撃とか当たってるから!」
って感じると思いますが、当然常に纏っている訳でもなく、これを作り出すには呪力の精密なコントロールが必要になります。
止まってるっていうか僕に近づく程遅くなってんの。
-五条悟-
(呪術廻戦2巻)
五条先生が自分でそう言っているのでこの理解で合っていると思うのですが、難しいです・・・。
この理論はパラドックスと言って、
「一見正しく見えるが正しいと認められない説」であって現実には起こりえないらしいです。
五条の術式はこれを現実にするものだそうです。
その辺りは数学とか物理でどうのというよりも、一つのマンガのフィクション世界として理解すると良いでしょう。
近づけないし、逆に反転させると信じられない速度になったりするって事です。
ちなみに応用したら瞬間移動も可能になります。但し普段からそんな事をしていたら世界観としてはチート甚だしいので、精度とコントロール、また条件が整わないと出来ないって事にしているのでしょう。
領域展開「無量空処」とは
五条悟の領域展開である「無量空処」とはどんなものなのか。
術式の無下限呪術ですら理解に苦しむ中で、その必中である領域展開の無量空処は領域内の者に何を与えるのか。
これは意外と単純で知覚と伝達を無限回行う事で何もさせずに死なせる技。
領域に入った瞬間に負け確定という恐ろしい技です。
知覚と伝達、生きるという行為に無限回の作業を強制する。
皮肉だよね。
全てを与えられると何もできず緩やかに死ぬなんて。
-五条悟-
(呪術廻戦2巻)
本編で最初に無量空処をくらったのは漏瑚でしたが、何も出来ない状態で立ちすくんでいました。
普段の生活では「ここがこうなって、こうだから、こうしよう」と五感の情報を完結させて次の行動に出ています。
『目の前に水たまりがあるから右にそれて歩こう』とか、情報が一端完了して行動に出ています。
その情報の完了がない状態であれば何も出来ません。
その状態を作り出して廃人化させて死亡させる技ってことです。
絶対にくらいたくない技ベスト1ではないでしょうか。
ちなみに、0.2秒の無量空処を実施すると一般人は半年分の情報を0.2秒で与えられ立ったまま気を失いました。
0.2秒は五条悟が勘で設定した。
非術師が廃人にならず、後遺症も残らないであろう無量空処の滞在時間。
根拠はなく0.2秒の間に改造人間を含めた非術師の脳には時間して約半年分の情報が流し込まれ全員立ったまま気を失った。
しかし地下5階の生き残りは2月後に残らず社会復帰を果たす。
言ってしまえばそのレベルの無量空処。
-五条悟-
(呪術廻戦11巻)
この0.2秒の無量空処を解除した後で地下にいた改造人間1000体を299秒で鏖殺した五条悟でした。
必中の領域展開に関しても、応用が効く事が証明された瞬間でもあります。
この次に0.2秒の領域展開を真人が真似てやっています。
最強呪術師である五条悟とは一体どんな人物なのか。
また新たな情報が出次第更新をしていきます。
五条悟と同じ特級呪術師の乙骨の行方
乙骨憂太はミゲルと共に海外
マンガ好き
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