はたらく細胞考察|血小板の役割や小ささについて解説!他の細胞より小さく可愛い存在!

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清水茜の漫画「はたらく細胞」と、
それをアニメ化した作品が昨年放送されました。
漫画を見た人なら動く細胞たちを見て感動したのではないのでしょうか。

数ある細胞の中でも皆さんお馴染みの人気キャラクターが、
漫画・アニメ共に第1話「肺炎球菌」から登場するレギュラー的存在の「血小板」です。

今回はそんなはたらく細胞を知っている人でも分かるような血小板の役割や、
何故そのような小さい姿になっているのかを独自に考察し解説していきたいと思います。




血小板の初登場シーンと説明文について

漫画やアニメを見た人なら知っていると思われますが、
血小板は漫画第1話「肺炎球菌」では、
工事中で積み荷を降ろせない所を白血球に助けられるという名でちらっと登場しました。

ここの場面で血小板の紹介文では、
「血管が損傷した時に集合して、傷口を塞ぐ血液成分の1種。一般的な細胞に比べて小さい」
と書かれています。

この説明文だけでも、
しっかり文章を見た読者の方は何となく「傷口を塞ぐ役割」ということをおぼろげにでも覚えたと思います。

因みにこの時登場したのがお馴染みの血小板のリーダー格、
茶髪のロングヘアの子でアニメでは長縄まりあさんが演じられているキャラクターです。

エンディングのアニメ映像で流れる姿も可愛らしかったですよね。

アニメ、漫画共に序盤で活躍する血小板の役割とは!?

彼女たち血小板が具体的に血管内でどのような仕事をしているのかは、
はらたく細胞1巻の4話アニメ第2話の「すり傷」で見ることが出来ます。

忘れた人もいると思われますので、
「すり傷」の内容をおさらいするとすり傷が出来たことにより体外から黄色ブドウ球菌などの細菌が入ってきます。

いつも通り白血球達が応戦するものの、
いかんせん数が多いので苦戦します。

菌の策略もあり、
あわや一大事になるかと思われた時、
ロングヘアの血小板の子の「おつかれさまです!」という掛け声とともに、
血小板たちがやってきてたんぱく質のフィブリンを使って傷口に賽の目状の血栓つくり細菌たちを侵入できなくしました。

読者やアニメを視聴した人なら分かりますが、
この「すり傷」の話では血小板たちの活躍を主軸に描かれています。

おさらいでなんとなく分かったかと思われますが、
血小板の細胞としての役割は、
皮膚が擦りむいて出来たすり傷などの傷が出来た時、
血小板たちが集合してたんぱく質のフィブリンを用いて血栓を作成し、
二次血栓をつくるために赤血球や白血球を絡めとり、
かさぶたになるまでそのまま乾燥されることです。

実際に漫画・アニメの「すり傷」でも、
終盤で赤血球が白血球にお礼を言いに来た時、
2人共フィブリンに絡めとられ、
そのまま二次血栓としてかさぶたになるまでの3日間程度はそのままになると白血球が言い、
話が終わっているのです。




血小板は何故小さい姿なのかを考察!

皆さんご存知の通り、
この血小板はアニメ・漫画共に第1話の「肺炎球菌」から姿が見られるキャラクターで、
漫画の見開きカラーページにもその姿が確認できます。

また、先程書いたように、
1巻1話「肺炎球菌」の血小板についての説明文で、
「他の細胞より小さい」と書かれているように赤血球の半分程度の大きさしかありません。

では、何故他の細部は小学生以上の大人な男女の姿をしているのに、
血小板たちだけ小さい姿で描かれているのでしょうか?

これは考察するに、
血小板と他の細胞たちとの実際の大きさの比率から計算され小さい姿になったと思われます。

高校で使用する生物基礎の教科書を見てみると、
実際身体の血管の中にいる赤血球の大きさが7~8マイクロメートルなのに対し、
血小板は2~5マイクロメートルになっています。

大体大雑把に言うと赤血球の大きさは血小板の約2倍程度となります。

赤血球は未だ初々しさが残るものの、
アニメ・漫画共に大人の女性として描かれていますが、
血小板はその半分にも届くか分からない身長と年齢で描かれています。

この根拠として前述の通り実際の細胞の大きさでの比率した結果、
この姿になったということ考察出来ます。

また、この考察を裏付けるように、
赤血球と同じくほぼ毎話に登場している、
もう1人の主人公である白血球の実際の大きさは12~15マイクロメートルで赤血球よりも約2倍程度大きいと分かります。

これを受けてはらたく細胞のアニメ・漫画でもそんなに長身でなくとも、
赤血球が見上げるくらい身長のある成人男性として描かれています。

まとめ 

アニメ・漫画共にはたらく細胞で活躍する人気キャラクター、
血小板の役割や何故他の細胞とは異なり小さい姿なのかを独自に考察、解説してきました。

今回書いた記事の概要をまとめます。

①血小板ははたらく細胞第1話の「肺炎球菌」で初登場時での「他の細胞より小さい」と説明されている。

②彼女たち血小板の役割は、
アニメ2話、漫画4話の「すり傷」で描かれているように血栓をつくり細菌を侵入させないことと、
赤血球や白血球を使って二次血栓をつくり、かさぶたが完成するまでの間、外傷から血管を守ること。

③「肺炎球菌」で説明されているように、
血小板が小さな姿で描かれているのは、
実際の細胞の大きさを比率させて漫画・アニメに其々登場させているから。

漫画とアニメでなんとなく血小板がどのような仕事をしているのかは分かっていましたが、
何故あの姿で描かれているのかはあまり分かっていませんでした。

しかし、
今回独自に調査・考察して他の細胞たちと比較した結果だと分かり、
納得と共にそうだったのかと驚きました。

単に可愛らしいからとかじゃあなかったんですね、
当たり前ですけど。



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