少年のアビス考察|先生がやばい!神回代表格だがカワイイ危険人物確定

少年のアビスの神回の代表格の一つが「先生とヤっちゃう」という12話と13話ではないでしょうか。
登場する人物がほとんど全て闇を抱えている少年のアビスは見る者を鬱らせる作品として話題になっています。
そんな中で女性陣とのセックスシーンが話題になりますが、純粋な恋愛模様からの行為はありません。
それでは先生との神回を見ていきましょう。
溢れ出た闇の告白
先生は黒瀬令児が「先生はこの町で幸せに生きてる方の大人だと思ってた」の一言から一気に溢れ出した闇です。

少年のアビス12話/峰浪りょう先生/集英社
先生の闇が漏れ出した瞬間
強烈なまでに多くの不満を抱えて生きているのがよく分かります。
親は二十歳で子供を生んだ先生の友達を羨ましがっている状態です。
だから先生は「私は絶対こんな町で結婚も出産もしてやらないの」と言って笑いながら崩れます。
それをじっと佇んで見ている黒瀬。
何を考えているのかは分かりませんが、冒頭にあったように黒瀬の基本は「ただ生きている」です。
この時も「ただ聞いていた」というぐらいなもので何か特別なものを感じたこともないのでしょう。
先生とのセックス
真っ暗な闇をさらけ出した先生は生徒と教師という関係を無視して「一度だけ」と迫ってきます。

少年のアビス12話/峰浪りょう先生/集英社
先生が死んでいいよと黒瀬に半裸で言い放つ
スタイルが良い訳ではありませんが、迫られて断る黒瀬でもありません。
というか、こういうスタイルが好きな男性も結構います。
それはさておき、そのまま先生の思う通りに動いてあげます。
「ゴムは」の一言に軽く「アフピル飲むから」と一蹴していますが、これも廊下で生徒から盗み聞きした話を応用したに過ぎません。
先生は処女です。
それでも黒瀬の前では大人でありたいと感じたのでしょう。
実際に少年のアビス13話の冒頭では「中で良かったのに」と言い放っている先生。
確かにアフターピルを飲むのであれば関係ないですが、この先生ならどんな状態になるか疑問ではあります。
そもそも手に入れて飲む事をするのかも分かりません。
最初からメンヘラ感は出ていましたが、セックスが終わった後でも危ない発言をしています。

少年のアビス13話/峰浪りょう先生/集英社
彼女と比べてどうだったか訊く先生
生徒とヤっただけではなく、彼女と比べてどうだったのかを訊くあたり、今後危ない人物に変化しそうな予感がここで出ています。
何度も体を重ね合う
彼女ではないと黒瀬が答えると「私が助けるから」とナギと会わない様に伝えます。
黒瀬は「救ってくれるならどんな方法でもいい、誰でもいい」と先生を在る意味で利用すると決めた様子です。
そのままもう一度セックスをして、この先も何度も体を重ねる事になります。
セックスをすると情が入ると女性側ではよく言われる話ですが、少なからず先生の中でも変化があったはずです。
しかも初めての相手となれば記憶に強く刷り込まれてもおかしくはないでしょう。
教師も続けるし結婚もしない
母親から呼ばれて帰る時、呼び名について黒瀬が尋ねると「先生のままでいいよ」と下着&笑顔で答えます。

少年のアビス15話/峰浪りょう先生/集英社
先生は教師も続けるし結婚もしない
先生は黒瀬が家を出るまで導いてあげると言いますが、自分の存在意義もそこに見出している気がします。
呼び名は先生のままで、先生も「黒瀬くん」と呼びます。
私はね。
これからも変わる気はないの。
教師を続けていくし、結婚もしない。
私にとってあなたは高校生だから魅力的なの。
-先生-
(少年のアビス15話)
めちゃくちゃ危ない発言をしていますが、闇深き先生にとっては真実と言えます。
本当の愛を育もうなんて少しも思っていない先生です。
先生は虚ろな目をして「担任と生徒という関係を誰にも知られず楽しみたい」と語ります。
黒瀬は先生の本心がどうなのか分からないのでしょう、「それでいいの?」と尋ねます。
確かにナギに好意を抱いた少年黒瀬からすれば都合がいいとも言えます。
逃げ場所を提供する先生
先生は後日自分の家の合鍵を準備して黒瀬に渡します。
「いつでも逃げてきて」と言う先生。
ここまではヤっているとは言え、何とか先生なりに黒瀬を進学と共に外の世界に出そうとする部分が見えます。
しかし深みにはまっている気がする発言が少年のアビス21話で出てきます。

少年のアビス21話/峰浪りょう先生/集英社
先生が受験費用や入学金に賃貸の費用まで負担
ぱっと見るとヤラせてくれてお金まで工面してくれる最高の女性って風な見方をする男子もいるでしょう。
ただよく考えると「怖すぎる」と言えます。
明瞭で明るいタイプの先生ではなく、先述した通り大きな闇を抱えている人物です。
そんな人のお金まで使ったら、後々どうなるか分かりません。
先生の中に黒瀬を自分だけのもの、自分だけが感謝される対象にしたい思いがあるのでしょう。
先生と2人で町を出るのか
母親の一件で黒瀬は大学に行けないと先生に告げます。
その上で「お金を貸して下さい」と頭を下げました。
家族で町を出てやり直していく覚悟を黒瀬は持っている様子です。
母親と峯岸父との関係について先生は「爛れた関係に落ち着いている」と言い切ります。
ねえ黒瀬くん。
あなたのお母さんと峯岸の関係がそういう始まりだったとしても、それから何年そういう状態が続いてる?
そんなの今はもうただの爛れた関係に落ち着いているだけよ。
大人はね、そうやって平気で鈍くなっていくの。
放っておいてあげなさいよ。
お母さんにとっては唯一の道楽なんじゃない?
-先生-
(少年のアビス32話)
確かに先生の言う事にも一理あるでしょう。
何年もの間、なぜ峯岸の父と関係を持ち続けなければならないのか。
すでに「慣れてしまい」今では自分も気持ち的に必要になっているとも考えられます。
それでも先生に対して黒瀬は「関係の終了」をお願いしに来ました。
すると黒瀬を手放したくない先生は「お金を使っちゃおう」と黒瀬と共に別の場所で過ごすことを考えます。

少年のアビス32話/峰浪りょう先生/集英社
2人で暮らそうと黒瀬令児に言う先生
自分から黒瀬令児乗っかり「全部をあげる」と言い出す先生です。
かなり妖艶な雰囲気を纏っている先生は黒瀬とするまで処女だったとは到底思えない様子。
ちなみにここで初めて先生は自分の名前を名乗ります。
「柴沢由里(しばさわゆり)」

少年のアビス33話/峰浪りょう先生/集英社
名前を呼んでと妖艶に迫る先生(柴沢由里)
男の弱いところを突くのが上手い気がしますが、少し前まで処女だった事を考えると天性の才能でしょう。
しかしこれを跳ね除ける黒瀬です。
さすが感情が薄らいでいると言える黒瀬だけにちょっとした誘惑には乗ってきません。
ストーカー化していく柴沢由里
先生の名前も柴沢由里と分かり、ここから教師とは思えない行動に出ていきます。
三者面談で進学の話を黒瀬の母親にするのですが、そこでも母親に「女の顔をしていた」と令児が好きなのだろうと見抜かれていました。
受け取った合鍵についても何となく察せられていたほどです。
更にチャコと関係を持ってしまう場面では由里先生が扉の前に立っています。
ストーカーと言って差し支えない状況になってしまいました。
黒瀬を救いたいという由里先生ですが、すでに教師ではなく色濃く女として黒瀬に依存しています。
私は“先生”でもあるけど“人間(おんな)”なの。
裏切るようなことはやめて。
傷つくから。
-柴沢由里-
(少年のアビス37話)
黒瀬はチャコにも「令くんは私が助けるから」と言われてしまいます。
誰もが救うといいながら、自分を利用している様な形に嫌気がさしているのでしょう。
由里もチャコに対しての怒りが湧き上がっています。
教師の力と女としての力を最大限につかって黒瀬を射止めようとする由里。
神回代表格とは言われますが、やはりメンヘラ過ぎて通常の男では支えきれない感じが色濃く出ている人物だと言えるでしょう。
かわいい先生とセックスが出来た、というだけには留まらない一種の鬱ハーレム漫画とも呼ぶべき少年のアビス。
今後の展開も楽しみです。

ヒソ神さん

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